腰を曲げてかがむときに起こる【ぎっくり腰】の原因と腰痛を和らげる方法

楽に生活する工夫

特に重いものを持ったわけでもなく下にあるものを拾おうとしただけでぎっくり腰になりましたと言って来院される患者さんも多いです。

この腰痛の特徴は何気ない動作で痛めてしまうことが多いということです。

なぜ中腰になると腰が痛くなりやすいのでしょうか?

中腰は骨盤の関節が緩んでしまう姿勢です。骨盤が緩んでいると関節が安定しなくなるのでぎっくり腰が起こりやすくなります。

ぎっくり腰になったときは腰痛に効くツボで楽にする。

腰腿点:手の甲人差し指と中指の間、小指と薬指の間に腰痛を和らげてくれるツボがあります。腰が痛いときはここを腰の痛みよりも痛くするように押してもらうと痛みが和らぎます。

陽陵泉:膝の外を少し下がった場所に、ポコッと飛び出た「腓骨頭(ひこつとう)」という骨があります。この腓骨頭の下のくぼみにあるつぼです。腰痛がある時はいすなどに座ってツボを刺激してください。

腰が痛いときは温める?冷やす?湿布は効果があるの?クーラーなどで体が冷えているときは腰痛が起こりやすい。血行不良によって腰痛が起こる。

腰が何もしなくても痛かったり、熱感があるときは、炎症があるときなので温めるのは控えましょう。ただし、腰の痛みのある部分は避けて、少し上の腰をあっためるのが効果的です。

痛くなってすぐのときは小さい保冷剤を紙にくるんで痛むところに10分ほど当てておいてください。決して無理をせずに我慢できなければ離すようにしてください。

湿布は効果がありません。気持ちの面では貼っておいた方が動きに用心するので、早くよくなる傾向があります。

体や腰を冷やしてしまうと腰の血行が悪くなり、腰痛を起こしやすくなります。体を日ごろから温めておくことが大事です。

ぎっくり腰を予防!運動不足、体を冷やすなどでおこる腰痛は楽な姿勢を見つけてやってはいけないことや運動を知る必要がある。

  • 腰を痛めない楽な姿勢を身につける。
  • 中腰になるときは「いまから腰に負荷をかけるよ!」という意識を持つ。
  • 同じ姿勢をせずにこまめに歩く
  • 日常的に体を冷やさない

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中腰になるときは「いまから腰を使うよ!」と意識を持つだけで体の防御反応が起こりぎっくり腰になることが減ります。油断しているときが一番危険です。

同じ姿勢を繰り返していると体が固まってしまい、姿勢が崩れたままになります。歩くと姿勢がリセットされるのでこまめに動きましょう。

体を冷やすと筋肉が硬直してくるので日頃から湯船に浸かるなどあっためるようにしましょう。

腰が痛くなった場合は我慢せず一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。

編集者

柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター 

稲益健人