冷えによるぎっくり腰

腰痛

 2022.03.02目次

  1. 冬になると急にぎっくり腰の患者さんが増える傾向がある
  2. 寒くなると筋肉が硬くなる
  3. 筋肉が硬くなるとぎっくり腰になるの?
  4. 冷えによっておこった腰痛を見極めるには
  5. 予防法は?
  6. どのような治療をおこなうのか
  7. あとがき

冬になると急にぎっくり腰の患者さんが増える傾向がある

「座って仕事をして、立ち上がったときに腰がギクッとなって立ち上がれなくなりました。」

「重い箱を二階に運ぼうとしたときに腰がギクッとなって動けなくなりました。」

など、よく見るぎっくり腰と同じ訴えなのですが、いつもと違う事があります。

それは、寒い時期と関連してぎっくり腰が起こってしまったと言うことです。

では、寒くなる事とぎっくり腰がどのように関連するのでしょうか?

寒くなると筋肉が硬くなる

寒くなると体に力が入る経験がありませんか?

例えば、寒くて背中を丸めていたり、縮こまったりしていませんか?

それは、寒さから身を守るための防御反応です。

人は無意識のうちに体が冷えすぎないように筋肉を固めて体の熱を逃がさないようにしています。

そうして体を固めている時間が長くなると、筋肉の緩め方がわからなくなって、伸びなければいけないときに伸びにくくなってしまいます。

筋肉が硬くなるとぎっくり腰になるの?

冷えると、全身の筋肉が硬くなるのですが、

例えば、腰の筋肉が硬くなっていると、急に腰を動かしたときにうまく動きに対応できず、ぎっくり腰が起きます。

Thanks to @visiblebody

上の写真はぎっくり腰が起きやすい筋肉です。

これらの筋肉が硬くなると体を反る力が働きます。後ろに体を曲げるような格好になります。

前かがみになったり、重いものを持つときは逆の動きになるので、腰の筋肉が伸びなければいけません。

硬いままだと腰を痛めてしまいます。

冷えによって腰が伸びにくくなっていると急に動いたときに対応できず、ぎっくり腰が起こってしまうということになります。

冷えによっておこった腰痛を見極めるには

  • 温めると楽になる
  • 軽く動いている方がマシ、じっとしている方がつらい
  • 冷え込んでくると腰がもっと固まる

などが上げられます。

予防法は?

  • 体を温めてくれる食べ物を食べる(ショウガ、冬野菜、スープなど)。
  • 腰にカイロを張ったり、足を温かくするようにする
  • 軽くストレッチをする。
  • 入浴で体を温めておく

などが上げられます。

どのような治療をおこなうのか

もし、ぎっくり腰になってしまったときは当院の施術が効果的です。

冷えて固まった筋肉を緩め、痛みを緩和させるような治療を行います。

治療はマイクロ牽引法という院長が編み出した技や、モーションパルペーションと呼ばれる関節の動きをみる検査法で原因を見つけモビリゼーション法という微細な力で動きを取り戻してあげる治療を行います。

痛みのないソフトで優しい治療で、安心して治療を受けられるように最善を尽くします。

少しづつ動きを確認しながら、痛みの出ている関節、筋肉の動きを取り戻すように治療することで、痛みが改善し、早期回復ができるようになります。

ぎっくり腰でお悩みの方は是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。

編集者

柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター 

稲益健人