バレエでは全ての動きの基本が股関節を開く(外旋)格好が基本です。
バレエをしていて、股関節が開きにくいから改善したいと思われる方も多いのではないでしょうか?
では、どうして股関節が開きにくくなるのでしょう?原因をお伝えします。
また、股関節が開きやすくなる改善方法も併せてお伝えします。
股関節を開く基本姿勢ができない原因
- 骨盤が開かない
股関節を開く時は、骨盤の前側の開きがないと股関節も開いてくれません。
骨盤の前側が開いてくれないためにお尻の筋肉がたくさん使われてしまい、お尻が盛り上がって見えてしまうこともあります。
- 股関節が開かない
股関節の開きが悪いとそもそも足が外に開きません。股関節の内側につく腸腰筋と呼ばれる筋肉が硬すぎる場合などに股関節が外に開きにくくなります。
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- お尻が閉まらない
これは、筋肉が働きにくい、坐骨という骨が閉じない、仙骨という骨が後ろに飛び出しすぎていると言ったことが考えられます。
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アンディオールをしやすくするための方法と練習
- 股関節を開くときは踵を前に出す
まずは、股関節を開いていくときに指先から外に開かずに踵を前に出すようにして開いていきましょう。こうすることで股関節の可動域が使いやすくなるので開きやすく
なります。
- 骨盤、股関節を開きやすくするエクササイズ
股関節の外側の出っ張りを親指以外の四本指で掴みます。残った親指でお尻を抑えます。反対の手で骨盤の前側の出っ張りを押さえます。持っている場所を股関節を開いていく動きと一緒に押していきます。
- 股関節を開きやすくするストレッチ
両方の股関節を両手で掴みます。股関節をアンディオールの要領で開いていきます。このとき、両手で股関節の開きをサポートするように開きます。開き切ったら、体を上に引っ張るように伸ばします。ここで注意するのは腰を反らないことです。腰を反ってしまうと腰痛の原因になります。天井に向かって真上に伸ばしていくイメージで行ってください。
足を開きやすくするストレッチはこちらでの記事でも解説しています。こちらも併せてご参考にしてください。
アンディオールができないと起こる弊害
アンディオールができないと足を横に上げていくときや後ろに上げていくとき、肩を動かしていくとき、背中を反らす動きの時に支える軸が安定しないのでしにくくなります。
基本の動きが実は全ての動きの支えになるので非常に大事な動きだと思います。
バレエをしていて股関節が開きにくい方は是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。
編集者
柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター
稲益健人