片頭痛はとはズキズキと脈打つような感じ(拍動性)の頭痛が繰り返し起こるものですが、脳の検査をしても異常は見つかりません。
片頭痛の症状は特に10~50歳の女性に多くみられます。
頭の左右どちらか片側に頭痛が起こることから片頭痛と呼ばれます。
片頭痛は階段の昇り降りなど、日常的な運動で症状が悪化したり、吐き気、嘔吐などの症状が出たり、光と音に対して過敏になったりすることもあります。
目の前がきらきら光る、目が見えない部分が出てくる。それ片頭痛の前兆?
片頭痛は起こる前にこれから起こることがわかる前兆のような症状が起こることもあります。
具体的には、視野が一部かけてはっきりと全体が見えなくなることや目の前に「きらきら」「ちかちか」した光が出たりすることがあります。これらが起こった後に、ズキズキとする頭痛が出現し、視野の欠けやキラキラした光など症状は頭痛が始まる前に消えてしまいます。
片頭痛は血管と関係していた。片頭痛が起こる原因
片頭痛の起こる原因ははっきりとわかっていませんが、何らかの刺激(光や音、精神的なストレスなど)によって頭の血管が異常に拡張して広がってしまうことで起こると言われています。
特に関連する血管は「浅側頭動脈」「後頭動脈」と呼ばれる血管です。
これらの動脈に異常な刺激が加わってしまうと頭のずきずきと脈打つ痛みが起こってしまいます。
この図のようにこれらの動脈は顎周りや首周りの筋肉の下を通るため、これらの筋肉が硬くなってしまうと頭痛も起こりやすくなります。
片頭痛が起こった時は痛む場所のマッサージ、温めるのはNG頭痛が起こった時の対処法
光や音の刺激を避け、暗く静かな場所で横になって休むことが必要です。軽い頭痛なら数時間の休養や睡眠をとることで治る場合もあります。
痛みが強いときは、痛む部分に冷却シートや冷たいタオルなどを当てて冷やすようにすると、痛みがいくらか和らぐこともあります。
痛む場所を温めたりお風呂に長く浸かると血管が余計に拡張してしまうので逆効果です。
同じ理由で直接痛い場所をぐりぐり押すと逆に痛くなってしまいます。
片頭痛が起こったときに自分でできる対処法はこちらの記事に書いてありますのでこちらも併せてご参照ください。
あとがき
片頭痛が起きてしまうとなかなか収まってくれない人もいらっしゃいます。
ひどい人では動くことすらできずに寝込んでしまうこともあります。
薬だけでは対処できないこともあると思います。頭痛は体全身の状態が悪くて起こっていることも多いです。
頭痛でお困りの方は是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。
編集者
柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター
稲益健人