足の裏の痛み【足底腱膜炎】が起こる原因と改善方法、注意点を解説
足底腱膜炎が起こると踵に痛みが起こります。我慢をしてスポーツをしたり、無理に歩くと慢性化することがとても多いです。
体重が増加してしまうとその分足底腱膜にかかる負担が強くなってしまいます。猫背などの姿勢の変化も原因の一つであると考えられます。
足底腱膜炎を治すためには足底腱膜炎が起こるメカニズムを知り適切な対処法を実践することが重要です。この記事で皆さんのお役に立てると幸いです。
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足底腱膜とは
足の裏には足底腱膜という踵から指に向かって広がる繊維があります。テニスのラケットのような形をしています。
この組織のおかげで歩行やランニング時の衝撃を吸収してくれています。足底腱膜炎はこの足底腱膜に強い痛みが起こる病気です。
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足底腱膜炎の症状
足底腱膜炎が起こると、多くの場合、踵に痛みが生じます。朝起きたときの一歩目が痛いのが特徴で、歩行していくと痛みは軽減します。しかし悪化すると長く歩いたときに痛くなったり、夜中にずきずきと痛くなったりします。
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足底腱膜炎はなぜおこるのか
足底腱膜に負担がかかると小さな傷ができてしまい、それが繰り返されることで足底腱膜が硬くなってしまいます。その後さらに負担がかかると硬くなった足底腱膜に痛みが生じるようになります。
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足底腱膜炎が起こったらやってしまいがちなこと
最初はしばらくすると収まるため我慢をしてスポーツをしたり、歩いたりしてしまいます。その結果痛みが強くなり慢性化することがとても多いです。
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足底腱膜炎と太りすぎの関係:痩せることで足底筋膜炎は治る?
体重が増加してしまうとその分足底腱膜にかかる負担が強くなってしまいます。痩せることによって足底腱膜にかかる負荷が抑えられ、炎症が収まりやすいと考えられます。太りすぎが一番の問題であれば痩せることで治っていくでしょう。しかし必ずしもそうとは限りません。足底腱膜に負担がかかっている原因を探り、炎症が起こっている原因になっている場所を治療することが重要になります。
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足底腱膜炎と姿勢の関係:悪い姿勢が原因になることも‥
ふつうは足の裏はべたっと地面につくことは無く、下の図のA,B,Cが点で当たっていてそれ以外は少し浮いています。
これが猫背になってしまうと足の方に体重がかかりすぎてしまうため足のアーチが崩れて足の裏あべったりと床につくようになってしまいます。すると足の裏についている足底腱膜が引き伸ばされるので本来よりも足底腱膜にかかるストレスがおおきくなってしまうのです。
また立ち仕事をしている人、革靴などの硬い靴を履いている人は特になりやすいと言えます。
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自宅でできる足底腱膜炎の簡単なケアと予防方法
足底腱膜炎が起こる人は足首の背屈、底屈ができていないことが多いです。
そのため、この両方の動きを治していく必要があります。
自分で出来ること
足の裏のストレッチ
足の指を持ち上に引き上げます。これにより足の裏もストレッチがかかるようにします。ピンと足の裏が張ったところで一番硬いところを指で探して、痛くない程度にマッサージも行います。じんわり緩んできたら終了です。足底腱膜炎がきつい人はこの操作で痛みが増してしまうこともあるため、痛みが出そうであればすぐに中止してください。
ふくらはぎを緩める方法
ふくらはぎと足底腱膜はつながっているのでふくらはぎを緩めると関節的に足底腱膜も緩んでくれます。
ふくらはぎを摘んで足首を上下に動かすと、ふくらはぎが硬くなって、緩んでを繰り返すのが分かります。母指で押さえておいてこの上下運動を行うとふくらはぎが緩んでくるので足底腱膜の痛みが関節的に緩むと考えられます。直接痛いところを触らないので安全な方法です。
足首の前側をストレッチする方法
足を伸ばす柔軟性がないと歩行の時に踵だけでドンドンと叩くように歩いてしまいます。滑らかに足首を使うためには伸ばす方の柔軟性も重要です。
片足を正座するように膝をたたみます。そのまま上体を後ろに倒して足首の前面や太ももの前に張りが出たらそこでキープします。30秒を左右交互に3セット行ってください。
足のストレッチはほかの記事でも紹介しています。https://nakagawa-chiro.com/office/足首/421/
足底腱膜炎を予防する歩き方
足底腱膜に負担をかけるて歩く人は踵からどすどすとあまり足首を動かさずに歩いてしまいます。それは足首の柔軟性がないからです足首の柔軟性をつけつつ、歩行の意識を変えてみてください。
- 踵からつきます
- 滑らかに足の指の方へ体重をかけていきます。
- しっかりと地面を指で蹴ります。
以上のことを意識してみてください。
- どすどす歩く悪い例
- 踵からついて指を使わずにそのままどすどすと歩いている。
- 滑らかに歩く良い例
足を踵からついて指で床を蹴っている。
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足底筋膜炎の治療期間: どのくらいで治る?
足の柔軟性が出てくるとそれに伴って痛みもましになり、治っていきます。個人差があり、痛めている原因次第になるので、長くかかる人からすぐに治ってしまう人もいます。一概にこのくらいで治るとは言い切れません。
足の裏が痛いと感じた場合はほおっておかずに上記の予防法やセルフケアを試してみてください。もちろんこの問題による治療も行います。説明した通り、姿勢の悪化や足首の可動域が問題になること、自分では気づかなかった私生活での問題などから治療していきます。
足の裏の痛みにお困りの方は是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。
編集者
柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター
稲益健人