【首の寝違え】【朝起きたら首が痛い】【首が動かせない】【首ががちがち】原因と治し方

首の痛み

朝起きたときにおこる首の痛み【寝違え】は前の日の行いも原因

  • 目の使い過ぎによる寝違え

本をたくさん読んでいたり、テレビ、スマホ、パソコンなどで目を酷使すると、首が硬くなって寝違えを起こすことがあります。

  • 無理な体勢が続いたことによる寝違え

洗濯機の隙間を掃除するために、片手を伸ばして、首をひねるような恰好をしていたら起こったというように、無理な体勢から急に起こることもあります。

  • 腕の使い過ぎによる寝違え

仕事で腕をたくさん使ったことによって腕が凝り、腕から首まで硬くなることによっても寝違えが起こることもあります。力作業だけでなく、パソコンのタイピングによっても起こります。

寝違えになって【首が動かせない】【首が回せない】【首が痛い】原因の筋肉

肩甲挙筋

肩甲挙筋は寝違えを起こす原因として多い筋肉です。

この筋肉が寝ているときに頭が枕から落ちてしまったり、うつ伏せで寝てしまうことで、この筋肉にけいれんが起こり、朝起きると、首が回らない、肩が動かせない、頭痛がする。ひどいと吐き気がするといった症状まで出てしまいます。

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マッサージ、ストレッチ、アイシングはダメ?寝違えを起こした直後に気をつけること

寝違えは、首の炎症が起こっている状態です。

直接痛みのある部分に刺激を加えると余計に悪化してしまうケースもあります。

寝ているときに首が冷えている可能性もあるので氷で冷やすことも控えた方が良いです。

炎症が起きている場合は熱を持っているのでお湯やカイロで長時間温めるのもやめた方がいいでしょう。

ストレッチやマッサージは痛みのある部分には絶対してはいけません。

無理な体勢で、首の筋が痛んでいる可能性があるのでそれを悪化させる可能性があります。

寝違えを早く治す方法

まずは安静にすることです。首を無理に動かすと悪化させてしまうので、後ろを振り向くときも体ごと後ろを見るようにしましょう。

数日たって痛みが減ってきたらお風呂に浸かって温めたり、軽いストレッチを行う、軽いマッサージを行うなどの方法で血流をよくするようにしましょう。

寝違えを予防するためには

マフラーなどで首を冷やさないことが重要になります。

寝ている時にはネックウォーマーをつけることをお勧めします。

仕事での姿勢が寝違いにつながることもあります。

座っている姿勢が崩れると首に負担がかかってしまいます。

首が前に出ないように骨盤を立てて、背中を伸ばす工夫をしましょう。

座り仕事が楽にできる方法を別の記事で紹介しています。こちらも参考にしてみてください。

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寝違えを改善する方法

  • ツボを使う

寝違えに効果的なツボは「落枕」と呼ばれるツボです。昔から首が枕から落ちることで起こるのでこのような名前になっています。

ツボの位置は手の甲、中指と人差し指の骨の間にあります。

このツボで寝違えが完全に治るわけではありませんが痛み止めの効果は十分にあります。

寝違いに効くわきの下の筋肉マッサージストレッチ

脇の下の筋肉をつかんで、持続圧をかけます。

わきの下の筋肉が硬くなると肩甲骨が外に引っ張られます。すると寝違えを起こしている筋肉である肩甲挙筋も一緒に外に引っ張られてしまうので痛みが余計に増してしまいます。

首の痛みのある部位をぐりぐりすると余計悪化してしまいます。

そんな時にマッサージを行う場所が脇の下になります。脇の下を緩めることで、首肩にかかる負担が減って痛みが和らぎます。

  • 脇を開きます
  • 脇の奥を親指で押しながらほかの指と、脇の筋肉をつまみます。
  • そのまま腕を上に上げてストレッチします。

この方法は、直接痛みのある部位を触らない方法になるので悪化させることのない安全な方法です。

ぜひ試してみてください。

寝違えを起こした方は是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。

編集者

柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター 

稲益健人