歩くときや、開脚をするとき、足を内に動かした時などに股関節が痛くなる。女性に多い股関節の痛み。原因は?
今回は、股関節の痛みについてご紹介します。
股関節は女性と男性では少し違いがあります。
この違いから、女性の方が股関節のずれが生じやすく、股関節のズレから来る痛みも起こりやすいとされています。
股関節の構造
股関節は、大腿骨の頭が骨盤の受け皿にはまっている形になります。
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股関節の大腿骨の頭は骨盤の受け皿にしっかりと覆いかぶさられているのが正常な股関節ですが、生まれつき受け皿が小さい人や、ずれやすい人がいます。
ずれやすい構造の人が、体重の増加、過度な運動や、重いものを持つなどの作業をたくさんしていると股関節に荷重がかかって骨が正常な位置からずれやすくなってしまいます。
股関節の大腿骨の頭が、骨盤の受け皿からずれてしまうと、股関節を動かしたときに骨同士がぶつかったり、筋肉が関節に挟まったりして痛みが起こります。
ずれた股関節と正常な股関節の違い
- 正常な股関節
- ずれた股関節
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股関節の骨がずれてしまっている。
関節が生まれつきずれやすい人の多くは、大腿骨が外上方にずれやすいです。
このようにずれると、股関節が外へ開きにくくなります。
無理に足を動かしていると、大腿骨が上にずれているため、その部分で骨盤と大腿骨の骨同士がぶつかりあって、関節の変形が起こってしまいます。
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股関節のずれを起こす筋肉
特にお尻の筋肉と関係が深いです。
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このおしりの筋肉(中殿筋)が硬くなってしまうと大腿骨の頭を上外方に引っ張ってしまうので、骨盤の受け皿とぶつかりやすくなってしまいます。
それを防ぐためにはお尻のストレッチから始まることも必要です。
あとがき
股関節がずれてしまうとなかなか位置が戻ってくれなくなります。
進行すると骨が変形してしまうため、余計な降りの悪い場所になります。
炎症があると治療も時間がかかってしまう場合があります。
痛みをとるためには、ずれを戻して筋肉の柔軟性をつけることが重要になります。
股関節の痛みでお悩みの方はぜひ一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。
編集者
柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター
稲益健人