寝苦しくなりクーラーをたくさん使う季節になりました。
それに伴い、首を痛めたと言って来院される患者さんが増えてきました。
そこで今回はクーラーで起こる寝違えについてお伝えします。
寝違える原因はクーラーによる冷え
寝違えが良く起こる原因はこれらの要因によって起こります。
首だけ布団から出ていて首を冷やしすぎている。
首が冷えすぎてしまうと首の筋肉が固まってしまい、首の血流が低下してしまうので寝違いを起こしてしまいます。
髪の毛が乾ききっていない状態で眠る
ドライヤーが熱くて面倒になりましたが、髪の毛を乾かしていない状態で眠ってしまうと、首が余計に冷えてしまい寝違えが起こってしまいます。
職場の冷房が首に直当たりしている
職場では席を立つことが少ない人も多いため、長時間冷気が首に当たることもよくあります。首の同じ個所に冷気が当たり続けると首の筋肉が冷気の当たっているところだけ冷えて硬くなるので、起きていても寝違えが起こってしまいます。
クーラーで首が冷えて起こる寝違えの応急処置
首を冷やさないようにする
それ以上首を冷やさないように。寝るときや仕事中はネックウォーマーなどを使って冷気を防ぐようにしましょう。しかし温めすぎないことも重要です。温めすぎてしまうと痛みが増すことも考えられるので急激に温めるのはやめましょう。
クーラーを調整する
冷気の直当たりが一番よくありません。こまめに温度を下げたり、風向きを変えることで首に冷気がかからないようにするということも大事になります。
寝違えに効果のあるテーピングの張り方
首を動かすと痛む方向とは逆の方向を向きます。
例えば左を向くと右の首が痛いとします。
この場合は右を向いてテーピングを貼ります。
この状態で左を向くと痛みの出るところまで首が動かなくなるので、痛い方向を向いたときに、テープの伸縮で動きをカバーできるようになり、痛みが抑えられます。
これらを試してみてください。
あとがき
お伝えした応急処置は自分でできるため、寝違えの初期対応として有効です。
専門的な治療を受けることでさらに早期に、的確に治療することが可能です。
中川カイロプラクティックオフィスでは、「寝違えをして首が動かせない」といった人や、「寝違えてすぐ治るだろうと思っていたけどなかなか治らなかった」と言って来院される方がいらっしゃいます。寝違えたばかりで痛みがきつい方には痛みを引かせるような治療をまず行い、痛みを減らします。その後可動域の改善を行うように治療を行います。
なかなか治りの悪い寝違えは可動域をつけるようにしていくと改善されることが多いです。
寝違えをされた方は是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。
編集者
柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター
稲益健人