親指はとても良く使うため、痛みが出ることも多い場所です。
親指を曲げると痛い、反らせないなどの動きに問題がある場合や、ペンなどのものを持つと痛む、スマホやゲームをすると痛むといった人など様々です。
今回は親指がなぜ痛むのかということや、効果的な対処法などをご紹介します。
腱鞘炎は女性がなりやすいって本当? 湿布やツボは効果的?
腱鞘炎は女性に多いと言われる疾患です。女性に限らず、指をたくさん使う方に多く起こります。産後赤ちゃんを抱く事で腱鞘炎になりやすいと言われています。
湿布は直接的にはあまり効果はありません。表面を冷やしているだけなので、効果が薄いと考えられます。ビニールに氷水を入れてそれを痛むところに当てている方が効果があります。鍼灸で使われるツボは腱鞘炎に効果的です。ツボを刺激することで直接腱鞘炎の痛いところを触らなくても炎症を抑えてくれる効果があります。
赤いラインの上にある緑色の点が親指の腱鞘炎に効果のあるツボです。
ペンやスマホを使いすぎると親指の付け根が痛い。それ腱鞘炎かも? 原因は一体
腱というのは筋肉の端っこにあります。役割は骨に筋肉をつなぎ止めることです。腱鞘というのはトンネルのような物で、腱をトンネルの中に入れて他の場所に動かないように固定する役割があります。
親指をたくさん使うと、このトンネルの中で腱がこすれあって摩擦が起こり、炎症が起こってしまうと考えられます。
親指を曲げたり反るとずきずきと親指の付け根が痛む。ものを持つと痛い。曲がらない反らないときに関節を柔らかくして痛みをとる方法
親指の付け根が痛むときは
- 腕のツボを押す
- 腕のストレッチを行う
- 冷やす
などが効果的です。あくまでも親指はあまり使わない事が大事です。
腕のストレッチを解説した投稿もしております。併せて参考にしてみてください。
当院が行う親指の付け根が痛い腱鞘炎の人の治療
- 制限されている親指の可動域を改善する
- 制限されている手首の動きを改善する
- 制限されている肘の可動域を改善する
- 親指回りの血液の循環をよくして治りを促進する
などの治療を行います。
親指が動かなければ筋肉をたくさん使って動かそうとしてしまうので親指の可動域をつけることが大切です。
手首の動きと肘の動きは親指を使うときも連動して動いているので、親指にかかる負担を減らす目的で治療します。
親指と関連する場所を治療すると親指回りの血液循環が良くなってくるので治りも比較的早く良くなります。
あとがき
自分でいろいろと試してみたけど痛みが引かない場合は、是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。
編集者
柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター
稲益健人