【立っているとおしりの筋肉がこる】【お尻から太ももの後ろにかけてしびれる】【座っているとおしりがしびれる】それ【梨状筋症候群】かも治し方をわかりやすく解説

お尻

お尻の痛みは様々な原因で生じることがありますが、中でも梨状筋症候群はよく知られた症状です。今回の記事では、梨状筋症候群について詳しく解説し、痛みの原因や症状、そして効果的な解消法についてわかりやすく説明します。

梨状筋とは一体どこの筋肉?

梨状筋はおしりの中にある筋肉です。仙骨というおしりの真ん中にある骨から大腿骨の上端に付着していて、股関節を外に開く筋肉です。

梨状筋症候群とは?原因は一体なに?

梨状筋症候群は、梨状筋という筋肉が硬直し、筋肉の下を通る坐骨神経に圧力をかけることでお尻の痛みやしびれを引き起こす症状です。

この症候群は、長時間座りっぱなしや姿勢の悪さ、過度な運動などが原因となります。

特に長時間の座った姿勢は梨状筋に圧をかけ続けることになるため梨状筋症候群を起こしやすくなります。

前屈みで体を丸めた姿勢や足を組む姿勢が長くなると梨状筋が緊張しやすくなるので姿勢を改善する必要もあります。

梨状筋症候群の症状

梨状筋症候群の主な症状は、お尻から太ももの後ろにかけての痛みやしびれです。特に、座った状態から立ち上がる際や歩行時に症状が悪化することがよくあります。また、腰痛や下半身の不快感も一緒に現れることがあります。

梨状筋症候群を緩和、予防する方法

①ストレッチ

梨状筋症候群を解消するためには、まず筋肉の緊張を緩めるストレッチやマッサージが有効です。具体的な方法としては、おしりを緩めるストレッチがあります。

お尻のストレッチの方法

お尻のストレッチの方法

  • 伸ばしたい側の足(写真では右足)を反対側の膝の上に乗せ、あぐらをかくように組みます。

②体を前方にゆっくりと倒していきます。この時にお尻の筋肉が伸ばされていることを感じながら行ってください。

背筋がまっすぐに伸ばして行うことがポイントです。深呼吸で息をゆっくりと吐きながら痛みのない範囲で行ってください。

注意点・間違った方法

背中を丸めて前に倒すとおしりにストレッチが効きません。

日常的におしりが凝っている人はこれらの方法でお尻の硬さをとるようにして痛みを予防するようにしてください。

②姿勢の改善

梨状筋症候群の予防には、長時間座る場合には定期的なストレッチや立ち上がって休憩を取ることがおすすめです。また、正しい姿勢を意識し、前傾姿勢を気付いたら正したり、背中を丸くしないことで腰に負担をかけないようにすることも大切です。

③お尻と関連する場所(ツボ)を緩める。

下腿の内側にある筋肉をほぐします。ツボでいう地機と呼ばれる場所の周辺です。

このあたりはお尻を緩めてくれる場所になるので、お尻が痛くなったり痺れてきたときにはとても有効な場所になります。

あとがき

梨状筋症候群はお尻の痛みやしびれを引き起こす症状であり、姿勢の悪さや過度な運動が原因となることがあります。

お尻の痛みやしびれでお困りの方は是非一度中川カイロプラクティックオフィスにお越しください。

編集者

柔道整復師・鍼灸師・カイロプラクター 

稲益健人